『良いビジネスと悪いビジネスの見極め方』について解説します。
儲かるビジネスかどうかは簡単に判断でき、その判断基準は、誰にどのような価値を提供するのかということと、それが社会課題の解決に繋がっているかどうかです。
価値提供と社会課題への対応が、儲かるビジネスを構築するための重要なステップであることを浮き彫りにしていきます!
儲かる話と儲からない話の見極め方
田原
儲かる話と儲からない話っていう質問が結構多いんですが、それの見極め方を教えて頂きたいです。
垣内
もう見極め方は簡単ですよ。
田原
はい。
垣内
それはですね、誰にどんな価値を提供するかです。
田原
誰にどんな価値を。
垣内
うん、それから社会課題の解決になってるかどうか。
田原
はい。
垣内
その社会課題の解決に対して、どんだけの投資で、どんだけのリターンを、どんなスキンでやるのか、ちゃんと理論的に見ないといけないよね。
田原
うん。
垣内
そういうのをデューデリっていうんだけど、ベンチャーキャピタル、投資会社は、僕の会社、僕の性格、僕のプライベート、僕の取引先の評価から従業員の評価から、全部調べるくらいのことをする訳でしょ。
田原
うん。
垣内
そういったビジネスの案件が来たら、やっぱそれぐらいの心意気が必要だし、せめて、
・どんな人がお客様で
・どんな価値を
・どんな方法で提供するのか
・どんな社会課題を解決するのか
・どんな方法でやるのか。
・どんな人がお客様で
・どんな価値を
・どんな方法で提供するのか
・どんな社会課題を解決するのか
・どんな方法でやるのか。
田原
はい。
垣内
今言ったたったこれぐらいを調べるだけでも、それがまともかまともじゃないかってすぐ分かると思うよ。
田原
うーん。
垣内
大概それが言えない。
田原
課題解決っていう意味では例えば、「最近できました」「上陸しました」っていうネットワークビジネスの会社とか、情報商材をマルチみたいな形でやってるとか、社会課題の解決になってないじゃないですか。
垣内
なってない。なってないから消える。
田原
あー。
垣内
社会課題解決だからビジネスは。
ネットワークビジネスが悪いだとか、投資が悪いとか、何にも思ってないの、俺は。
ネットワークビジネスが悪いだとか、投資が悪いとか、何にも思ってないの、俺は。
田原
はい。
垣内
それが社会課題の解決になっているかどうか。
誰にどんな価値を。
誰にどんな価値を。
田原
うん。
垣内
例えばネットワークビジネスだったら、代理店にはどんな価値を提供するのか。
どんな方法で提供するのか。
どんな課題が今まであって解決しているのか。
こういうのが必要だし、消費者にだってそう。
消費者だったら、どんな消費者に、どんな価値を、どんな方法で提供するのか。
どんな方法で提供するのか。
どんな課題が今まであって解決しているのか。
こういうのが必要だし、消費者にだってそう。
消費者だったら、どんな消費者に、どんな価値を、どんな方法で提供するのか。
田原
うん。
垣内
簡単でしょ、僕が言ってること。
田原
うん。
垣内
これが明確化されてるんだったら、その手法がどうであれ、ちゃんとしたビジネスじゃないの。
田原
じゃあ見極め方は、儲かるっていうのは全然違う話ですね。
垣内
そうですよ。
課題を解決するマーケット市場があったとするでしょ。
この市場をどうやってとっていくのか、何パーセントをどうやって取っていくんだっていうのが売上なわけですよ。
課題を解決するマーケット市場があったとするでしょ。
この市場をどうやってとっていくのか、何パーセントをどうやって取っていくんだっていうのが売上なわけですよ。
田原
はい。
この見極め方だったら、勝手に儲かるじゃん
垣内
勝手に儲かるじゃん。
逆にこうやったら儲かるっていうディテール、まぁ詳細に目線を行かずにマーケットを見る目を持ってたら、ここに課題があって、ここにサービスや商品が何パーセント売っていけるんでしょって。
逆にこうやったら儲かるっていうディテール、まぁ詳細に目線を行かずにマーケットを見る目を持ってたら、ここに課題があって、ここにサービスや商品が何パーセント売っていけるんでしょって。
田原
はい。
垣内
儲かるじゃん。
田原
そっか。
垣内
そもそも、そういう考え方。
田原
マーケットがないものも多いですもんね。
垣内
マーケットがないでしょ。
そのマーケットがないっていうね、もう価格競争のレッドオーシャンの中で、高いものを儲かるからやってるのね。
例えば電気のネットワークとか、気でも狂ってるのかと思うよねw
そのマーケットがないっていうね、もう価格競争のレッドオーシャンの中で、高いものを儲かるからやってるのね。
例えば電気のネットワークとか、気でも狂ってるのかと思うよねw
田原
電気のネットワークビジネスとか、携帯が安くなるネットワークビジネスとかありますもんね。
電気とか携帯電話とかのネットワークビジネスはどうなの?
垣内
そうそうそう、レッドオーシャン!
「あなたはお金を払う側からもらえる側になります」って。
いやいやw
マーケットがレッドオーシャンで、誰にどんな価値を。
「安いんです」って言ってるのに、ネットで調べたら全然安くないわけ。
「あなたはお金を払う側からもらえる側になります」って。
いやいやw
マーケットがレッドオーシャンで、誰にどんな価値を。
「安いんです」って言ってるのに、ネットで調べたら全然安くないわけ。
田原
確かに。
垣内
言ってることに何の整合性もないでしょって話なんですよ。
田原
聞こえは良いですけどねw
垣内
聞こえはいいですよ。
「携帯電話を払う立場からもらえる側になる」
「電気も払う立場からもらう側になります」
「携帯電話を払う立場からもらえる側になる」
「電気も払う立場からもらう側になります」
田原
うんうん。
垣内
全部一緒ですよ。
要は同じバカが一定数いるということですよ。
そこに同じ手法でやってるんだけども、普通に考えてくださいよって、レッドオーシャンですよって。
要は同じバカが一定数いるということですよ。
そこに同じ手法でやってるんだけども、普通に考えてくださいよって、レッドオーシャンですよって。
田原
うん。
垣内
値段勝負のビジネスで勝てるのは大手だけです。
田原
なるほど。
値段勝負のビジネスなんかやっちゃだめ
垣内
「ベンチャーであなたも代理店になれる」って言われても、値段勝負のビジネスなんかやっちゃだめです。
田原
そうですね。
垣内
絶対儲からない。大手しか儲からない。
田原
ネットで一番安いところ調べられますもんね。
垣内
調べられる。
電気なんかは地域別で値段が全然違うからさ。
電気なんかは地域別で値段が全然違うからさ。
田原
はい。
垣内
そこで調べたら出てくる訳だから。
田原
うんうんうん。
垣内
携帯電話で調べたら出てくる訳だからね。
田原
うんうんうん。
垣内
値段で探す人はそこや。
田原
うんうんうん。
垣内
あとは、例えば、高くても買う人っていうのは情報弱者なのか、もしくは、もう「ドコモがいいんだ」とかいう人ね、「大阪ガスが関電がいいんだ」とか。
田原
うん。
垣内
もう変える気がない、安心感が違うからという、そういう人も多いし、それはひっくり返らない。
ということは、情報弱者を狙っていくわけですよ。
ということは、情報弱者を狙っていくわけですよ。
田原
化粧品でも、良い悪いじゃなくて、シャネルが、このロゴがいいっていう人もいますもんね。
垣内
そう、その通り。
無名でも環境にやさしい安全なものがいい人もいるし、安ければ何でもいいっていう人もいるし。
無名でも環境にやさしい安全なものがいい人もいるし、安ければ何でもいいっていう人もいるし。
田原
確かに。
垣内
どのゾーンに対してどんな価値をどんな方法で。
田原
うん。
垣内
訪問販売だとかネットワークビジネス、リアルでやるって言ったら、コストがかかりすぎるじゃん。
田原
確かに。
垣内
入ってくる費用よりそれを獲得する、売上を上げるまでのコストのほうがかかる。入ってくるのよりね。
田原
はいはい。
垣内
パーセンテージ計算したら入ってくるのより出てくほうが多い。そしたら、やらない方がいいじゃん。
コンビニでバイトした方がいいじゃんって。
コンビニでバイトした方がいいじゃんって。
田原
うん。
垣内
だから、ちゃんと調べる頭を持たないとダメ。
俺さ、口は悪いけど、まともなこと言ってるでしょww
俺さ、口は悪いけど、まともなこと言ってるでしょww
田原
ww
そうですねw
そうですねw
旅行系のネットワークビジネスをしてる人からの質問
田原
質問の中で、旅行のネットワークビジネスをしてるっていう人から来てたんですよ。
今日言おうかどうか、垣内さんぶった切りそうなんで迷ったんですけどw
旅行のビジネスをしてて、多分ワールドベンチャーズだと思います。
今日言おうかどうか、垣内さんぶった切りそうなんで迷ったんですけどw
旅行のビジネスをしてて、多分ワールドベンチャーズだと思います。
垣内
似たようなのあるよね。
田原
今国内の旅行はそこはやってないらしいんですよ。
なので、ユーザーメリットってほとんど無いじゃないですか。
なので、ユーザーメリットってほとんど無いじゃないですか。
垣内
全く無い。
田原
なので、彼らの中では、今はビジネスメンバーの募集をして、上陸したらすごいことになるっていう、いわゆるビジョン系っていうか、そういった感じなんですけどww
垣内
2つのダメな所あるよね。
1つは、旅行っていう商材、これを使う消費者。
ワールドベンチャーズさんを使いますか?って話。
ワールドベンチャーって別に安くないんだけど、そこが一番安いと思ってもそこを使います?
じゃ、そこを使うとしたら、どうやってそれを探します?
口コミでそこいきます?
エクスペディアで探すでしょ。
トリバコで探すでしょ。
ネットで検索するでしょ。
1つは、旅行っていう商材、これを使う消費者。
ワールドベンチャーズさんを使いますか?って話。
ワールドベンチャーって別に安くないんだけど、そこが一番安いと思ってもそこを使います?
じゃ、そこを使うとしたら、どうやってそれを探します?
口コミでそこいきます?
エクスペディアで探すでしょ。
トリバコで探すでしょ。
ネットで検索するでしょ。
田原
うん。
垣内
じゃあどうやって届けますか、消費者にって。
一番安かったとしても、一番安くないんだよ。
一番安くないし、一番安かったとしてもダメなんだよ。
一番安かったとしても、一番安くないんだよ。
一番安くないし、一番安かったとしてもダメなんだよ。
田原
確かに。
垣内
でしょ。
消費者に届けられないって話。
消費者に届けられないって話。
田原
はいはい。
垣内
じゃあもう一つ、日本でオープンしたらということなんですけど。
「今ビジネスチャンスだ」と。
まず、安いよっていうビジネスですから、儲からないですよっていう話。
それともう一つ、日本に入って来てないから、あなた達インターネットでめちゃくちゃできてるわけですよ。
そもそも日本に入ってきたら、「特商法でそれできませんけど大丈夫ですか?」って話が。
「今ビジネスチャンスだ」と。
まず、安いよっていうビジネスですから、儲からないですよっていう話。
それともう一つ、日本に入って来てないから、あなた達インターネットでめちゃくちゃできてるわけですよ。
そもそも日本に入ってきたら、「特商法でそれできませんけど大丈夫ですか?」って話が。
田原
なるほど!
垣内
二つもダメだね。
田原
そっか。
垣内
消費者の観点から言ったダメと、ビジネスっていう観点から見たらダメなんですよ、どっちも駄目です。
じゃあ何をしたいのかって言ったら、おバカちゃんを集めてお金にしてる。
そうとしか思えない。
じゃあ何をしたいのかって言ったら、おバカちゃんを集めてお金にしてる。
そうとしか思えない。
田原
そっか。
日本の法律なんて言ったら、
日本の法律なんて言ったら、
違反ですよ、法律違反ですよ、はっきり言って。
でもグレー、本社が日本にないから訴えられない。
田原
そっか。
垣内
日本に入ってきたら今のやり方は駄目だし、そもそも安いよって言ってそれを会員制でやったとして、日本のサービスがあったとして、そのサービスを使いますか?あなたはって。
田原
うん。
垣内
うん、それが安かったとしてもですよ。
田原
はい。
垣内
安かったとしても、一般の人の購入のフロー、流れっていうのはそうじゃない。
お客さんが獲得できない。
だから、結局「儲かるよ」っていうマルチでしかない訳ですよね。
お客さんが獲得できない。
だから、結局「儲かるよ」っていうマルチでしかない訳ですよね。
田原
うん。
垣内
まともなビジネスとは思えない。
消費者ですよ、やっぱりビジネスっていうのは絶対。
消費者をしっかりと獲得して、消費者にメリットが、消費者に対する価値の提供ですよね。
消費者ですよ、やっぱりビジネスっていうのは絶対。
消費者をしっかりと獲得して、消費者にメリットが、消費者に対する価値の提供ですよね。
田原
うん。
垣内
その価値を方法論まで必要ですよね。
こういう形で、さっき言ったように、「それ、口コミでできますか?」って話でしょ。
「ネットじゃないの?」って。
そもそも方法が間違ってるよねっていう。
だから価値をどんなターゲットに対して、どんな価値を、どんな方法で提供するのかっていうのは明確化させないといけない。
こういう形で、さっき言ったように、「それ、口コミでできますか?」って話でしょ。
「ネットじゃないの?」って。
そもそも方法が間違ってるよねっていう。
だから価値をどんなターゲットに対して、どんな価値を、どんな方法で提供するのかっていうのは明確化させないといけない。
田原
はいはい。
垣内
ビジネスだったらビジネスで、どんな課題を解決するのか。
今までの色んなビジネスがあったら、それにはこんな課題がありましたよと。
こんな課題をどう解決していくのか。
今までの色んなビジネスがあったら、それにはこんな課題がありましたよと。
こんな課題をどう解決していくのか。
田原
うん。
垣内
それを具体的で明確で、しっかりとした再現性のある仕組みがあるのかどうか。
田原
なるほど。
垣内
ない。
田原
質問された旅行のネットワークビジネスをやってる方、
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