ネットワークビジネスやマルチ商法でよく言われる「商品が素晴らしいから、良さを伝えるだけで売れて広がっていく!」は事実なのでしょうか?
この言葉を紹介に言われて、簡単に売れるなら、とネットワークビジネスを始めた方も多いかと思います。
実際はいかがでしたか?
簡単に売れて広がりましたか?
今回はネットワークビジネスの注意喚起として、この言葉が情報弱者による全くの大嘘であることを、企業経営者の垣内が理論的に解説しています。
あなたはそのネットワークビジネスを「ビジネス」として捉えていますか?
もしくは「サークル」としてでしょうか?
「ビジネス」として捉えるのであれば、その基本や本質をこの記事から気づきを得て頂き、あなたのビジネスを見つめ直し、飛躍する一助となれば幸いです!
「製品が良いから伝えるだけで売れて広がる」は本当?
今回の質問は何でしょう?
質問が来ておりま~す。
「製品が気に入り、とあるネットワークビジネスの製品を愛用し始めました!
すっかり気に入ったのでビジネスにも興味を持ち、アップにビジネスとしてする場合、どうやるのかを聞いたら「こういうビジネスは数字を追いかけると法律違反する人が出るから、愛用したい人ができたら伝えたらいい。基本、勧誘とか意識しない方がいい」と言われました。
そんなにのんびりしていたら会社の存続が心配になります。
ネットワークビジネスって法律違反せずに真っ当に数字を追いかけるのは難しいんでしょうか?」
まぁまずは「この人は正しいよね」っていうのが大前提。
はい。
このアップラインって言われるリーダーの人は正しくやってる。
僕は好きだよ。
ただ多分、大きな収益とかにはならないかなと思うのね。
それはなぜですか?
資生堂とかいろんなコマーシャルをしてる大手があるじゃないですか?
そういった消耗品の1年継続率が大体12%〜16%とかなんですよ。
はい。
だからリピートが難しいので、新規獲得をし続けなきゃいけないんですよ。
そもそも消耗品で気に入ってくれても、やっぱり人は浮気症だから。
はい。
儲かりたくてやってるのに、儲からないから辞めるとなって、その1年継続が4%と言われてるんです。
なるほど。
「やっぱり儲からないよね」っていうのは、この話から出てくると思うんですよ。
はい。
これは全然できますよ。
僕は法律違反をせずに100億作った男ですから。
年間1000億ぐらい売り上げてね。
億万長者を11人作りました。
「全然できますよ」ってことなんですよね。
法律違反をせずにネットワークビジネスをやることは可能?
はい。
その秘訣、勧誘せずにどうやってというか。
法律違反もせずにやる方法は?
すごく簡単なことは、ニーズがある人を集められる仕組み作りをできるか。
はい。
これはもう論外だと思うんですよ。
はい。
なぜなら、ネットを使ってはいけない、リアルでやらなきゃいけないとなったら、獲得単価があるんです。
はい。
ディストリビューター、会員の獲得にもコストがかかる。
消費者の獲得もコストがかかりますよね?
はい。
まずネットができるかどうかっていうのは大前提なんですよ。
はい。
「こうやったらできるよ」っていうのがあるのかも。
はい。
談話室や休憩室などに保険屋さんが入ってきてた。入れたんですよ。
はい。
新入社員とかが入ってきたら、そこに保険屋のおばちゃんが行って永遠に勧誘するんですよ。
はい。
分かる?
新規獲得ができる仕組みが出来上がってるんですよ、大手の会社は。
はい。
確かに。
ビジネスは新規顧客を獲得する「仕組み」と「マーケティング」が重要
保険屋さんもその仕組みが無くなった時に、すごく厳しくなったわけですよ。
う〜ん。
その保険屋さんの中でも、今でも飯を食っていけるのは、自分なりの新規獲得を効率良く、採算が取れる形で獲得できているかどうか、でしょう?
う〜ん。
それをどうやって成約するかというフローの明確化ですよね。
それに対して自分が赤字になるんだったら、やるべきではないのではないですか?
はい。
商品の方も全く一緒で、効率よくやるって言ったらもうネットでしょ?
はい。
今はネットで売れてる時代なので、それが売れるやり方があるかどうか。
それをねぇ、「愛用者で製品に興味ある人が出てきたら」って…。
生きてて製品に興味ある人、周りで出ることってあります?
無い!
多分人生に数回しかないんじゃないですか?w
無い!w
ね、無いでしょ?
無い、無いw
で、あなたに「子供がアトピーなんだけど、何かいいのない?」ってあなたに聞いてくることないじゃないですか。
無いですねw
だからあなたがそういうエクスペリエンス、体験を持ってるっていうことを知ってもらわないといけないんですよ。
知ってもらう、これ「アテンション」。
砂漠に店があるだけじゃダメでしょ?
はい。
疾病名が出てるから。
はい。
あなたが「アトピーが治った」とか。
例えば、「ダイエットに成功した」とかあったら。
注意ですが、その製品でアトピーが治ったわけでも、ダイエットが成功したわけでもないんですよ。
はい。
薬機法とか、法律で定められた言葉以外は一切使えないんです。
それを言っているのは、もうビジネスとしてダメだよね。
もしアップがそれを、法律違反を指示しているとしたら、それは犯罪集団だということが言えるんですよ。
はい。
あなたがそれを体験談として出して、リストが集まる。
リストとは何なのか?
リストをどう集めたらいいのか?
何を持って集まったことにするのか。
はい。
僕らはいわゆるコンテンツシェア。
その人に価値を提供しないといけない。
はい。
無料でも。
価値提供するからファンになるわけですよ。
ファンになるからこのインフルエンサーに対して買ってくれたり、反応を示すようになるんですよ。
うん。
だからその大前提として、何をしたらこの人たちはリストに集まるのか、を明確化。
その人たちのセグメント、属性をしっかり明確化してね。
例えば環境問題に興味がある人のリストだとか。
ビーガンのリストだとか。
安全性とかアトピーのリストだとか。
絞れば絞るほどいいんですけど。
うん。
そこにどうやって反応させるのか。
どうやって価値提供するのか、なぜ反応するのかと。
反応に対して、自分が売上げを立てる、マネタイズできる方法ですよね。
これは消費者もそうだし、そのビジネスをやる会員もそう。
はい。
でもそうじゃなかったら?
う〜ん。
それを考えるのがビジネスなんですよ!
それがビジネスだし、そういうのをコンサルしているのが垣内なんですよ?
なかなかないですよね、そんな仕組みづくりしてるの。
見たことない。
はい。
それをできる人がいないから、結局世界のネットワークビジネスの会社とか、リーダーとか、いろんな人から僕へ問い合わせや依頼が来るんじゃないですかね。
本当にすごい。
いい仕組みです。
「STP」とか垣内さんから初めて勉強させてもらって。
垣内さんからマーケティングの大切さというのを学ばせていただきました!
今「STP」って言葉が出てきたんですけど。
はい。
「STP」の「S]は「セグメント/セグメンテーション」と言って、細分化ということなんですよ。
軽自動車もあれば、トラックもあれば、レクサスみたいな高級車もあれば、カローラみたいな普通車もあるでしょ?
これを細分化するんです。
カテゴリーに。
はい。
STPの「P」の「ポジション」というのは差別化なんですよ、差別化。
はい。
競合はスズキとかホンダとか。
で、この中で各社差別化をしてると思うんですよね?
はい。
他の乗用車とか、例えばミニバンやったら「アル・ベル=アルファード・ベルファイア」で、もうトヨタの1人勝ち。
はい。
レクサスは日本車で1人勝ちだけど、誰が競合かと言ったら、ドイツのご三家ですよね。
BMW、メルセデス、アウディ。
はい。
アストンマーティンとか色々あるんですけど、そこに今度マーケット・インしようとしてるのがレクサスなんですよ。
はい。
というように1つ1つそのマーケティング的な勝ち方、「STP」それを「セグメント、ターゲット、ポジション」っていうのがあるんですよ。
値段を上げたらダメじゃなくて、値段を上げると顧客数は減るわけですよ。
はい。
レクサスはだから利益率が高いわけですよね?
ただその代わりその顧客はすごく見る目がシビアな人が多いから、高いだけじゃなくて価値提供しないといけない。
はい。
楽天でもっと安いのがあるんじゃない?みたいな。
うんうん。
だから、そこに勝てるしっかりとしたエビデンスですね。
証拠があるのか?
物づくりが出来ているのか?っていうことなんですよね。
はい。
製造工場がないファブレス企業とかもあるから。
ただ、その研究とかはすごく大事じゃないですか?
勝てる物作り。
ネットワークの会社ってそれやってます?。
もちろんアムウェイはやってますよ!
でもアムウェイは、本当だったら市場価格に勝てる製品作り、他と差別化できる、もっと安くて良いものができると思うんすよ。
だから僕はマーケットのこと、日本市場やそのディストリビューター、
アムウェイ・ビジネスオーナーのことを全く考えてないと思うんですよ。
う〜ん。
アムウェイをやってる人、メルカリで買った方がいいよ?
同じ製品で絶対的に安い。
1/10とかで買えるからね。
そうなんですね。
35%なんですよ。
だからあのアムウェイの商品は半額でも売れるということが想像できるわけですよ。
はい。
アウラは買取り拒否されるんですよ、実は。
ええ〜!?
売れないんですよ。
売れないんだ〜。
だからマーケティングってすごく大事。
はい。
良い製品か・悪い製品かを選ぶのはお客様
ネットワークビジネスの人は100均ショップだとか、薬局の商品だとか、全部否定するじゃないですか。
はい。
僕は、そんな論点はビジネスには全く関係ないと思ってて。
「売れてる製品がいい製品」なんですよ。
いい製品か悪い製品かを選ぶのはあくまでもお客様なんですよ。
はい。
特にマルチの人やネットワークビジネスの人。
そこから勉強しないといけない。
はい。
僕なんか製品なんか興味ないからね。
うん。
製品に興味がないし、会社にも興味がないんですよ。
僕はビジネスマンだから、興味があるのは、お客様に価値を提供できるのかどうか。
はい。
その人たちが目指してる目的・目標をしっかり達成できるかどうかに、僕は1番興味がある。
はい。
製品を使うお客様が大事ですから。
お客様に私たちは価値提供して喜んでいただきながら、私たちもちゃんと収益化できるのか。
うん。
続けられないじゃないですか、そんなの。
でもこれをやってるのがネットワークビジネスなんですよ。
うんうん。
上が喜ぶだけ。
会社が喜ぶだけ。
で、あなたは?みたいな。
あなたは赤字でしょ?って。
それだとそもそも続かないよね、と言うことです。
うん。
自分に関わる人を「ステークホルダー」って言いますが、
ステークホルダーのみんながハッピーでないと、ビジネスというのは成立しないような気がしてて。
質問者さんが言ってるのはそれに該当する?
う~ん、難しいですね。
難しいやろ?
はい。
だから「それってビジネスなの?」と言いたいですね。
うう〜ん。
儲からなくてもいいと割り切っているサークルだったらいいんじゃない?
はい。
例えば提供しているのが学びだとしたら、学びに対してコンペティター(競合)がいるわけですよ。
はい。
何をするにもコンペティターがいるわけですよ。
うん。
仮にコンペティターが今いなかったとしても、仮想ライバルはどこなのか?ということなんですよ。
仮想ライバル…?
要は、今は競合となる具体的なA社やB社はないけれども。
あえて言うならばECCが競合かな、とか。
あえて言うなら。
あぁ~。
どこが差別化、優位差別性があるのか。
だから「このお客さんにとってはA社の方がいいけど、このお客さんにとっては僕らの方がいいよね」みたいな。
うん。
だから、こういうことを明確化してるからビジネスとして成立するわけですよ。
うん。
これをしっかり理解して運営できるのがプロの経営者なわけですよ。
そうでしょう?
だからそういったこと分かってない素人集団の中でやっていくのはどうなのかな。
そうですね。
サークルだったらいいんじゃない?
製品が好きで、その集まりが楽しくて。
それだったら利益がなくても友達と遊びに行くじゃないですか。
はい。
人生を豊かにするために行ってるとか。
それだったらいいんじゃないですか?
う〜ん。
でもそうでないなら、それをビジネスと思ってるんだったら…。
僕はビジネスとは思えないです。
うん。
全部を否定するわけじゃないけど。
質問者さんがサークルとして満足しているなら良いんじゃないですか?
うん。
その製品サークルでみんなでワイワイと夢を語りながら、でも実はお金は儲からないという。
ふふふw
大変w
そういうのが趣味なんだから。
そう思います。
はい、ありがとうございます!
はい、ありがとうございました!