格安SIMビジネスの裏側：うたわれるメリットと実際の収益構造とは？

格安シム・ペンギンモバイル・ゼロモバイル・スターサービス

2021.11.272023.08.24

格安SIMのネットワークビジネスが注目を浴びていますが、果たしてビジネスとして成り立つのでしょうか？

この記事では、「携帯代が安くなる上、権利的収入を得やすい」と勧誘してくるうたい文句に対して、『儲からない』と断言できる理由を徹底解説します！

『携帯電話の利権』は過去の話！？
『格安SIM』の実態！
格安SIMのネットワークビジネスは儲からない！？

『携帯電話の利権』は過去の話！？

田原

はい！
それではですね、垣内さん。
今回はですね、ネットワークビジネスの
『格安SIM』について聞いていきたいと思います。

田原

ここ数年ですね、格安SIM系のネットワークビジネスが
どんどん生まれていっているわけなんですけども。
格安SIM、いわゆる「携帯代が安くなるよ。」みたいな、謳い文句で
勧誘をしている人たちがたくさんいて。
ペンギンモバイルとか、何とかモバイルとか…

垣内

スターモバイル？
クジラモバイルや、スターモバイルとか。

田原

そうそうそうそう。

垣内

何？ゼロモバイル？

田原

ゼロモバイル。

垣内

何？マインモバイル？

田原

はい！
いっぱいありますね！

垣内

いっぱいあるね。
クオリアなんかもさ～
携帯もやるし、共済もやるし、何でもやるし。

田原

うん！

垣内

格安SIM系のネットワークというのは
「今後広告代理店になる」とか。
「いろんなものを扱うよ」とか。
こういったビジョン系に走っているわけよ。

田原

はいはい！

垣内

バカだよねw。

田原

www。
その心は、その格安SIMの人達の言う話っていうのは
携帯電話…docomoとかau、ソフトバンクと３大キャリアがあって
『その携帯電話の利権の話』だと。
要は、携帯電話が無かった時代に仕掛けた人達がいるわけじゃないですか？

垣内

うんうん。

田原

その人達が
「一時代理店の資格を持っていて、今莫大な権限的な収入を得ている。」
みたいな話をするんですよね。
なので、そこの利権の話が今また蘇って
『これから凄い事になる』って話をされるんですよ。

垣内

全然違う話だから！
今からauショップやって儲かると思う？

田原

今からauショップはしんどいですよね？

垣内

しんどいでしょ？
じゃ、何で格安SIMを自分でやったら儲かんの？

田原

うんうんうんうん。

垣内

意味が分かんないよ！
それだったら、携帯電話みんな今からやるじゃない？
そしたら儲かるわけじゃない？
そんだけ利益が取れないということですよね？

田原

はいはい。

垣内

で、もし。
それが、ほんとだったら
今携帯電話を誰も使っていませんと。
使ってない時に、その利権があって
それが莫大に儲かったのも事実ですよ。

田原

はい。

垣内

誰も使っていなかった。
今、契約者数って、どれくらいあるのか知らないけど
１億回線以上あるんじゃないの？知らないけど。

田原

はいはい。

垣内

それを０の時からやるから凄い儲かったわけですよ。

田原

うんうん。

垣内

みんな使っているんですよ。

田原

そうですね。

垣内

だから、今からauショップはダメなんでしょ？
今から保険屋は？

田原

しんどいですよね？

垣内

そうでしょ？
だから、どれもこれもしんどいよね？
しんどいからネットワークビジネスに流れてきているのよ。

田原

なるほど。

垣内

みんな間違えてんの。
利権だと思うけど、ない時にやった利権は
あったのは事実ですよ、あるんです。
みんな使ってるんですよ。

垣内

「でも、こっちの方が安いからいいですよ」というのを
「じゃ、auショップやったら流行りますか？」
「じゃ、docomoショップだったら流行りますか？」って。
じゃ、楽天のお店をやって儲かれば…儲からないよね？
じゃ〜なんでマインモバイルやったら儲かるんですか？

田原

うん、確かに。

垣内

儲からないからビジネスの携帯…
携帯電話の詳しい人、ショップの店員さんだとか
利権の内容詳しいわけじゃない？
そういう人たちに「このフィーってどうですか？」
と聞いたら分かります。

田原

なるほど。

垣内

フィーって何十円からの世界。
何十円の世界で、例えば一人あたまいくら貰えんの？
だって、通話料っていったら、何十円単位でしょ？

田原

何十円、数百円だと思います。

垣内

でしょ？
そんで、加盟金のパーセンテージ。
要は、ネズミ講みたいになってるわけですよ。

田原

はい。
要は、会費を毎月払っている。

垣内

払ってる。
会費であって、通話料ではないんですよ。
会費を回しているネズミ講と一緒ですよね。
「通話料から儲かるって計算したら何円ですか？」と。

田原

うんうん。

垣内

僕はいつもビジネスって凄いシンプルに考えていて
インカムという売り上げで、エグジット…支出
プロフィット…黒字。

垣内

インカム・エグジット・プロフィットがちゃんと
プロフィットを確立できるビジネスモデルかどうかなんですよ。
そしたら、何十円だったら、1万人いても80万円なんですよ
80円だとしたら。

田原

はい、はい、はい。

垣内

そうでしょ？
１万人作れたら何やっても儲かります。

田原

確かにそうですね。

垣内

たった80万円ですよ、１万人が。
自分の収入が取れる、例えばバイナリーだったら
右レックの方で、1万人で80万とかなるわけです。
いや、もっとパーセンテージ複雑だから
変なところ突っ込んで来るな！お前！

田原

www。

垣内

概要を言ってるわけで、全体像を言ってるわけで。
「ここは、垣内間違えてる。」とか
それは論点すり替えなんだって、総論を話しているわけだから。

田原

うんうん。

垣内

こっちだけで、1万人で80万円しかないと。
じゃ、こっちもサイド合わせたマーケット…とんでもない数
今、ネットワークビジネスでは作れないわけですよ。
こんなにね。

垣内

そんなチープな儲からない事に
時間、労力、スキルを必要として頑張って何になるの？
他のやった方が良いじゃん。

田原

うん。

垣内

はっきり言って、他のをやった方が良い。

田原

これ、垣内さん。
例えば、携帯電話を利用する人とか
2回線、3回線持っている人もいるじゃないですか？

田原

その中で、マーケット…
3大キャリアが持っているマーケットと
格安SIMの市場もあるじゃないですか？
日本では格安SIMの市場って、そんな大きくない？

垣内

大きくない！
格安SIMってのは、人々の認知度が
『知っているか、知らないか』なんですよ。

垣内

だから、利権って言ってる人達は
「携帯電話なんぞやそれ？まだまだ高くて、よう使わんわ。」
って言ってる時代に、携帯電話がこんな風に便利に
こんな使い方があって、仕事でもこうやってやったら
全員が携帯電話を持つ時代を創っていった利権なんですよ。
要は、持ってるわけですよ。

田原

はい。

垣内

分かります？

『格安SIM』の実態！

垣内

みんな持っている事を認知してて
格安SIMというのも90%が認知しているんですよ。

田原

知ってますよね？

垣内

みんな知ってる。
格安SIMがあるのをみんな知ってる。

田原

はい。

垣内

でも市場占有率で何%が格安SIMに変わったのかと…
20%しかない。

田原

なるほど。

垣内

その20%を携帯電話の格安SIMの
ネットワークビジネスが占めてんねやったら
たった20%でも凄いと思うんやけど。

田原

おっきいですよね。

垣内

90%がauとソフトバンクの子会社やねん。

田原

なるほど、はい。

垣内

そしてdocomoが出してきて…ほんの少しだけ。
このマーケットが増えていかないといけないのに。
増えていくから利権になるわけやのに、減っていってんねん。

垣内

去年減ってんねん、このマーケット。
少ししかなくて、しかも9割他に取られてて
しかも減ってる。
それで「安いよ」って言ってわけやん？
「安い携帯タダになる」言うて。
じゃ～比較してみた？

田原

他とって事ですか？

垣内

そうそうそう。
docomoとかauとか。

田原

でも、格安プランってどんどん出てますよね？

垣内

うん、出てる。
楽天もdocomoも。
どこにも勝てないのよ、ネットワークビジネスのヤツって。
どこにもできない。
つまり、安くないのよ！

田原

うん。

垣内

それを「安い」って。
「うちは安い」って。
安くもないのに安いって言ったら
景品表示法違反、優良誤認の法律違反になる。
要は消費者に分かりにくくして「うちの方がいいよ」って。
でもそれが「嘘だったよ」と言われたら
優良誤認…法律違反なんですよ。

田原

じゃ～格安SIMの市場占有率が
今20%とするじゃないですか？
海外はもっと多いと思うんですよ。

田原

これって、日本では減ったっていうのは
例えば繋がりにくいとか、繋がらない地域があるとか
色んな問題があるんと思うんですけど…
今後は、どういう風になっていくって見解を持っていますか？

垣内

いや、使わないでしょ？
『格安SIMを使わないでしょ』ということ。
なぜならば、格安SIMとか携帯のパケットの使用料が
増えていく時代じゃないんですよ。

田原

あー、はい。

垣内

みんな、家でテレワークが
メインになってきているわけですよ。
そしたら、みんなWi-Fiが通っているわけですよ。
わざわざ電話いる？

田原

確かに。

垣内

でしょ？

田原

そうですね。

垣内

みんな自宅でWi-Fiであったり
Wi-Fiスポットがくまなく整備されている。
都会だったら逆に電波が繋がらなかったとします。
でも良い訳ですよ。
働き方がどんどん変わっているわけじゃない？
外に出て人に会う？
ずっと外にいる…ある？

田原

ないです。

垣内

じゃ、なんのために格安SIMすんの？
何に使うの？
だから、色んなところでネット回線は使う。
ゲームもどんどんトラフィックが上がってきているわけだよね。
だから、Wi-Fiも第6世代になってきているわけ。
容量が凄い増えてっていってるわけ。

田原

はい。

垣内

5Gになってきているわけ。
だから、そういうの分かるけども。
外でモバイルで必要なケースって、どんだけあるの？
自動車だったら、自動車乗る人たちもいるけど。
自動車用のWi-Fiがすでにある。

田原

ありますよね。

垣内

月々1000円。
月々1000円で使いたい放題。
しかし、車が走っている時しか使えないという。

垣内

こういう風に、ターゲットを絞った
そのターゲットを明確に絞ったものが出てきているわけよ。
1000円使い放題で、回線も凄い繋がり安い
docomoのがあったとする。
なぜ、ネットワークビジネスの格安SIMを
わざわざやらなきゃいけないの？

田原

うんうん。

垣内

じゃ、このSIMは何に使うの？って話よ。
そしたら結局「その用途に応じて安いのが良いよね」
って言う人達がいると思うの。

垣内

もう一つ、俺みたいに
「回線スピードというのは、ブランドが大事だよね」って。
「安定感だよね」って、docomoを選んでいるわけよ。
俺、持ってる携帯で、エリアでいっつも一番古い人なの。

田原

へー。

垣内

俺が一番古い。

田原

一番最初にdocomoのその契約っていうのを…？

垣内

そうそう、したんですよ。
自動車電話で毎月凄い金額払ってたもん。

田原

へー。

垣内

いくらだったっけ、忘れたけど。
いちばん古いやつなの。

田原

自動車にガチャッとついてるやつ？

垣内

そうそう、ガチャッと自動車についてる。
その後、でっかいのを…
という時代から持ってるの俺は。
23歳から携帯持っているし。

垣内

その携帯電話、親父が車に
自動車電話につけた時やから、ほんと50万とか。
そんなする時代？
回線を何万…基本料だけで、10万、6万、7万…
忘れたけど。

垣内

そんな時代から俺、持ってんねんやけど。
いや、docomoだよねって。
信用、安心感。
だから、それか安い人は一番安いのを探す。
別にブランド関係ないわけじゃない？
安心とか安定とかより、安い方が良いって人は…どうやって探す?

田原

ネット検索。

垣内

ネット検索に決まってるじゃない？
比較サイトがあるわけじゃない？今だったら。
だから比較サイトでやるから、どうしてお客さんは
マインモバイル、スターモバイル
ゼロモバイルにするの？って話ですよ。

田原

なるほど。
ネットで検索するから、そもそも出てこない可能性も高い。

垣内

出てこないでしょ？
出てこないわけ、当たり前だけど。
それを口コミでやる？

田原

なるほど。

垣内

僕らみたいな人間が「口コミが全部嘘ばっかりだよ」って。
「ちゃんとネットで調べなさいよ」って。
ネットで情報発信してる訳じゃない？
そんな時に何で口コミで、何十円一人獲得するために…

垣内

例えばフィーが100円だとしようよ。
1年間で1200円にしかならないのよ。
10年間で12000円にしかならないのよ。

垣内

でも安いと思ってそれやってる人ね
「消耗品とかだったら、辞めちゃうと権利収入にならないと。
でも携帯はずっと持ってるんだ」と。
嘘に決まってるじゃない。
持つわけないじゃない。
だって、「もっと安いのに」って乗り換えていくもん。

田原

確かに。

垣内

自分の番号をそのまま持っていけるようになったし
全部変わっていくわけじゃない？
どんなお客さんがどんな価値を認めて
スターモバイルに契約するのか….
「儲かるよ」って話だけで、安いわけでもないし
便利なわけでもないし、安心が得られるわけでもないし。
しかも何十ギガなんか、使わないから！今。

田原

はいはいはい。

垣内

Wi-Fiじゃない。
僕らはね、IT会社なわけですよ。
散々使うような人が使わない物は売れないし
売るのは難しいわけですよ。
だから、ネットワークに流れてきてる。

田原

なるほど。

垣内

クオリアなんかマインモバイルみたいよ。

田原

そうなんですね。

垣内

裏はマインモバイル。
ねー、クオリアさん？

田原

そうなんですね。
それをクオリアモバイルみたいな形で？

垣内

そうやってるだけですよ。
そんなのどうやって儲かんの？
だから、格安SIMのネットワークビジネスをしている人は
計算したら良いですよ。

垣内

何人でいくらなのか、1人獲得単価はいくらないのかと。
会費でやってる以上、結局安くなっていないわけ。
安くなっていない人が「安い」と言ったら、気が付いた人辞めるよ！
こういうの見て。
また自分で計算したら。

垣内

僕が知っている人で
スターモバイル使ってる、何々使ってる
家族で使ってるって人に「計算しなさい」って言ったら
みんな「高っ！」て言って。

田原

へえ～！

垣内

それ安いのが良いだったらキャリアの格安SIMだとか
Wi-Fi通っているところ限定で良いなら、楽天とかもある。
一番安いのを選んだら良いんじゃないの？って。

格安SIMのネットワークビジネスは儲からない！？

田原

確かに。
しかも、ネットワークビジネスに参加する人は
『安いからやる』のではなくて『儲けたいから参加する』
わけじゃないですか？
という事は儲からない人の方が圧倒的に多いわけで
儲からなかったら辞めますよね？

垣内

辞める。
だから商品的にも安くないし競争力はない。
ビジネスモデル的にも競争力はない。
でも、これはそのうち何でも扱えるようになって
広告代理店になり…これがバカなんですよ。
だって広告代理店、今儲かる？
電通でさえ下がってきてるのに。

垣内

ネットワークビジネスごときのそんな少ない人数で
しかもネットワークビジネスに広告を出すっていう
バカな広告主はいません。

田原

うん！

垣内

いません！
それだったらインフルエンサーにお願いしますよね。
ヒカルさんとかそういったところに
広告うった方が良いわけじゃない、今。
全然レベルが違うわけですよね。
だから、そういった今の流れに逆行している。
「色んな広告に入稿が増えてくるんですよ」
って話しは30年前からあります。

田原

うんうん。

垣内

携帯電話のネットワークビジネスって昔からあります。
20年も前からあります。
サクセスコールとか…調べてもらったら分かるけど。
サクセスコールで何万人作ったの、僕のね可愛がってた子が。
何万人も作ったの。
80万だったの、月収で。
その当時というのは、今よりフィーが良いわけよ。

田原

はいはい。

垣内

今よりフィーが良い時代に
サクセスコールやって短期で何万人作りました。
「でも垣内さん、あの時僕、80万だったんですよ」と。
「こんなに携帯電話のネットワークビジネスが
儲からないって思いもしませんでした」と。
後に、違うネットワークビジネスをそいつはやったんですけど。
今、実業家になってるんだけど。