経皮毒はデマ？本当？嘘の健康情報に騙されないで！

世の中には健康情報が溢れており、次のような話を聞いたことがありませんか？

「経皮毒で子宮を切ったらシャンプーの匂いがした」
「アトピーにステロイドなんか使っちゃダメ」
「健康診断に行ったら癌になる」

これらの話は自社の製品を売るための嘘です。

この記事では、こういった話が嘘であることを理論的に説明していきますので、騙されないようにしてください。

マルチ商法では薬機法違反の詐欺商法が多い
経皮毒はデマで嘘！化学物質が本当は大丈夫な理由
医者に行ったらガンになる！が嘘な理由
ガンが増えてるのは発見される人が増えたから

マルチ商法では薬機法違反の詐欺商法が多い

田原

今回は、マルチ商法、最近はライフウェーブとかアウラとか取り上げてますけど、薬機法違反がすごい共通してるなと。
「この商品で病気が治った」
「ガンが治った」
「何々に効いた」
「生き返った」
もありますね。

垣内

ライフウェーブの社長が
「3度生き返った」
ってね。

田原

薬機法違反ですけど
「商品のおかげでこういう風になったんだ」
っていうプロモーションをしてる所が多いと思うんです。
あとは多いのが、
「お医者さんはダメだよ」
みたいな言い方をされる方も多いと思う。
薬剤師目線でネットワークビジネスの経験もある垣内さんが、どういう風な見解を持ってるのかっていうのを聞きたい。

垣内

今日は理論的に、どういう話が出たなら法律違反で詐欺で、そしてそれはなぜなのかっていう話をします。
そして実際の医療業界の仕組みについて、嘘を教わってると思う。
だから医療業界のしっかりとした情報と、それを面白く陰謀論とかと結びつけて、
「政府が悪い、騙してるんだ」
っていう話もいっぱいあります。
その辺も含めて理論的な話ができたらなと思います。

田原

はい。

垣内

じゃあまず、マルチ商法でよくある、ネットワークビジネスでよくある経皮毒。
それから免疫の話が出てくる。
それからファスティングって出てくるでしょ？
ファスティングと免疫って密接ですけど。
それで
「薬は毒、医者に行けば癌になる」
これは全部詐欺商法だと僕は断言します。

田原

うん。

垣内

僕は個人的にそういう話は絶対的に詐欺だと思ってるのを全部話をしていきたいなと。

田原

はい。

経皮毒はデマで嘘！化学物質が本当は大丈夫な理由

垣内

まず経皮毒。
多分経皮毒とかで
「世の中の薬局の製品はみんなダメ、みんな毒、体に悪いもの、石油系が入ってる」
っていうように、よく石油系が出てくるね。
「石油系が入ってて、これは皮膚に浸透して子宮に溜まって」
とか。

田原

言いますよね。

垣内

「子宮を切ったらシャンプーの匂いがして」
みたいな話があったりするんですよね。

田原

女性は子宮で男性は肝臓でしたっけ？

垣内

そんな話とかよくあるんですけど、あれ嘘。
まず入らないですよ、バリアがあるんですよ。
皮膚っていうのは500ダルトンルールっていうのがあって、500ダルトンの大きさ以下のものしか浸透しないです。
化学物質の中にはもちろん浸透するものがあるんですけれども。
その中で経皮毒で
「女性ではそれが子宮に溜まってシャンプーの匂いがする」
といっぱい嘘があるんですよ。

田原

はい。

垣内

シャンプーの匂いは香料だよ。
毒って言われてるのは界面活性剤のラウリル硫酸ナトリウムとか。
有名な高級アルコール系の界面活性剤なんですけど、匂いはないですよ。
無臭ですよ。

田原

へぇー。

垣内

香料が要は子宮で臭いがするんでしょ？
そんな匂いする？
子宮を割ったら血の匂いだよ。
シャンプーの匂いがするわけないじゃん。

田原

うん。

垣内

というかこういう話をすると
「いや違う、羊水が腐ったような独特の匂いがする」
とか言う。
独特な匂いってそれはいい加減な表現。
じゃあその界面活性剤が入ってどれだけ悪影響があるかっていうデータを出さないといけないじゃないですか。

田原

うん。

垣内

だから高級アルコール系がそんなに有害であるとは思わないですよ。
洗浄力が強いので肌の弱い人には向いてない部分はありますよね。
でもそのラウリル硫酸、ラウレス硫酸で著しく癌になるというデータはないですよ。

田原

うーん。

垣内

ただプロピレングリコール（保湿剤のPG）とか、ブチレングリコール、BG。
これは水酸基ってあるんですよ。
水酸基がついてる数でメチル、プロピル、ブチルとかあるんですよ。

田原

おぉ。

垣内

ブチレングリコールは4つの水酸基が付いてるみたいな形なんですけど。
まぁ難しい話はどうでもいいんですけど。
まあそういった専門的な保湿剤、これも有毒かというとそんなことないです。
プロピレングリコールは今植物から取れたりしますよ。

田原

へぇー。

垣内

だからそれがすごい悪いっていうのはあんまりないし、悪いものが認可されるわけないでしょ。

田原

はい。

垣内

今まで認可されたものにも薬害問題もあって間違いもありました。
その度に厳しくなって、大丈夫なんです。
なのに薬はダメだとかいろんな話になるわけですよね。
薬害があるとかいつの話してるのっていう話なんですよ。

田原

はい。

垣内

今安全性試験っていうのはネズミとかでやるわけなんだけども、ものすごい厳しいですよ。
それで毒性試験ってあって、毒性が見つかったものすごい低いものに対して安全係数をかけてマックス容量を入れるんですよ。

田原

？

垣内

つまり有害なものがあったとするじゃない？
例えば原液でやったら有害なものっていっぱいあるわけ、化学物質ですから。
例えば抗菌剤とか殺菌剤とか入れるでしょ？
そしたらそれ原液だったら悪いものもあるよねと。
でも微生物の繁殖を抑えるんだから悪いものじゃないといけないわけ、これわかる言ってること？

田原

あーなるほど。

垣内

そもそも論で悪いもの、でも人体への影響はないけどマウスには影響あるってことは、人体には影響ないけど微生物には影響あるっていうのがあるわけじゃない。

田原

はい。

垣内

そういうことでしょ、悪いものがあるけどみんなはその悪いんだこれ、ということを大きく騒ぎ立てるわけですよ。
でも今言ったようにそれはネズミでも大丈夫だし、それに安全係数をかけて
「人間だったら何百年とり続けても大丈夫だよね」
っていうのを認可してるわけですよ。

田原

へぇー。

垣内

そしたらそれで取り続けても大丈夫なんですよ。
それを複数取り続けても大丈夫だよと。
言ってることがもう論外なんですよ。
そんな悪いものないですよ、画期的、例えばステロイドがダメだとか。
「ステロイドは代謝異常になって、これはもう免疫落として大変」
とか。
ステロイドは特効薬です。
笑われますよ。

田原

はい。

垣内

「免疫異常になったりそれはもう非常にやばいことになるよ」
って、塗るわけですよ。
ステロイドは浸透するやつなんですけども、それが副作用出るぐらいにはならないですよ。
ムーンフェイスとか代謝異常とかになるのは飲むやつですね。

田原

うん。

垣内

アトピーとかでこうやって
「ステロイドなんか使っちゃダメ」
もう何言ってんの？
だからね、マルチのお母さんの子供がアトピーがひどくなったりするの。
だって僕は、生まれた時にみんなにおすすめするのはあのワセリン。
「ワセリンがダメだ、石油系だから」
って。
もうみんな石油系ってのが大好きなの。

田原

はい。

垣内

みんな
「化学物質はだめ」
って言うじゃん。
それを排除するのはどんだけ難しいの？
アムウェイだって石油系だよ、何言ってるのって話なんだよ。
だから往々にして、お前の言ってることとお前んとこの製品全然違うぜって。

田原

はい。

垣内

だから自然派とか言ってるけどブチレングリコールは化学物質じゃん。
そもそも論で色んなもん入ってるでしょっていう話なんですよ。
ネットワークの人は僕らからしたら、知らないから乳幼児とかに逆に悪いもの使わせてる。

田原

なるほど。

垣内

石油系のワセリンでいいですよ。
お医者さんに聞いてください、ワセリンでベタベタに3歳までしますから。
すごいんですね保湿が。
で安いしネットワークの商品みたいに高くないし、買わなくていいしただなんですよね、乳幼児なんか医療費高いので。

田原

はい。

垣内

薬だってただなんです。
これをつけるじゃない、3歳まででアトピーになるかが決まる。

田原

へぇ。

垣内

3歳までベタベタにするから。
うちの子だってすっごい肌ツルツルでしょ。

田原

うんうん。

垣内

俺ベットベトにしてますよ。
だから僕の親もそうだったんだけど、石油系ダメ、自然派とか大好きなの。
そしたら僕はアトピーになった。

田原

ｗｗｗ

垣内

なってないみんな、そういう風に？
そうじゃないよ、石油系が悪いとかそういうのじゃないよっていうことなんですよね。

田原

うんうん。

医者に行ったらガンになる！が嘘な理由

垣内

だから
「医者行ったらガンになる」
とかね、これもよくありますよね。
「薬は毒だ」
って、毒の側面はあるんです。
「何かを制するために毒で毒を制する」
って考えある。
例えば痛み止めがあって、痛みっていうのはプロスタグランジンという成分が出てくるんだけどこれを抑制したりするわけですよ。

田原

うん。

垣内

高脂血症だったり血圧だったりいろんな作用機序があって、何かを抑制する、毒で毒を制するところはあるんですよ。
でもさっき言ったように人体にとってどちらがメリットかって話じゃないですか。

田原

はい。

垣内

「サプリメントはすごい体にいい」
って言われて。
実は大規模臨床臨床試験をしたら全然効果がなかったっていう。

田原

うーん。

垣内

だから普通にサプリメント飲んだってダメなんです。
専門家が介しないと。
その人に足りてないから。
濃縮栄養素でしかないから。
専門家があなたの遺伝情報や既往歴や今の食生活ライフスタイルの中で、あなたに適したアドバイスをしないと。
サプリメントだけじゃ効果はないんです。

田原

なるほど。

垣内

だからそこを分かってなくて
「医者がダメだった」
とか言う。
医者は専門家ですよ。
逆にアトピーの人。
アトピーの患者さんからいっぱい相談がある。
大概ネットワークで間違ったことをやってる。

田原

親からそうやられてる。

垣内

そういうのがいっぱいあるから、間違ったネットワークの洗脳されて。
だからまず医者に行って標準治療して下さいって。
もう1年でマシになります。
アトピーがひどくて歩けなかった子とかもいるんですよね。

田原

はい。

垣内

半年1年で皆さんすごい改善されますよ。

田原

じゃあ間違った知識を教えられて、親は勉強してるって思ってる。
意識高い系というか、すごい分かってるつもりが全然わかってない。

垣内

全然逆。
ほんと逆なんですよね。
だからもう全て嘘なんだよって話なんですよ。
サプリメントでいいのかって言ったら、いや良くない物っていっぱいあるわけですよ。

田原

はい。

垣内

例えばビタミンだって脂溶性であったり水溶性であったり、脂溶性って蓄積性があるから飲み過ぎたらダメになるのだってあるわけですよ。
例えば炭酸カルシウムはアルカリに振れる、そればっかり飲んでたらダメじゃない。

田原

うん。

垣内

それが良い人もいるしダメな人もいる。
その人の体質、ライフスタイルを見ながら何がいいかなって話なんですよ。

田原

はい。

垣内

だって食生活でそうでしょ。
だからサプリメントは濃縮栄養素で効果があるもんじゃない。
その人に合わせてやらないといけない。

田原

はい。

垣内

それを
「嘘だ」
って言うわけじゃない。
「アトピーになったのは化学物質が。。」
とか言って、じゃあなんで化学物質でならない人いるの？
全然我が家では化学物質使ってますよ。
僕ら薬剤師だって調子悪かったらすぐ病院行きますよ、すぐ薬もらいますよ。

田原

うんうん。

垣内

俺なんかしょっちゅう行きます。
毎月健康なのに検査に行く、50だから。
「健康診断行ったら癌になる」
とか言う。
乳がん検診だってマンモグラフィーとか放射線だからさ、
「被爆する、ガンになる」
って言う。
いや間違いなく被爆しますよ。
でも今癌っていうのは早期発見で治る病気なんですよ。

田原

うん。

垣内

やばいのは早期発見できなかった時なんですよ。
間違った情報で、救えた命をマルチの人が殺してるかもしれないんです。

田原

確かに。

垣内

僕はレントゲンのことだって話題になったからいろいろ調べました。
健康診断に行ってレントゲンした方が300倍助かるってデータ出てます。
健康診断、医者はダメっていうことで死んじゃってますからね。

田原

うん。

垣内

だからいろんなネットワークで、健康サプリメントボリボリ食って病気になってる人いません？

田原

いますよね。

垣内

いますよね。
有名な会社で、あえてそれは言わないけれどもね。
だから健康の守り方っていうのは食生活のバランスの中にある。
サプリメントが悪いとは言いません。
ただそれは専門家を介してあなたに必要なチョイスをされてるかどうかなんですよね。

田原

うん。

ガンが増えてるのは発見される人が増えたから

垣内

だからオールインワンジェルがあったり、あと電磁波も有名ですよね。
「5Gになったらみんな死ぬよ」
って、死んでないでしょ？
「プリウスは走る棺桶」
っていうのもある。
それがもし走る棺桶でダメだったら、こんだけ世界中で売れて癌だらけになるし山手線で電車通勤してる人はみんなガンになるわけでしょ？

田原

うん。

垣内

そうじゃないでしょ？って話を言いたいんですよ。
「ガンになる人が増えてる」
っていうのもある。
これは理論的に説明できる？
3人に1人が癌で死ぬわけでしょう。

田原

がんを発見した人が増えてるんじゃないですか？

垣内

そうそうその通り、コロナと一緒。
要は
「まずは検査で早期発見だったら助かる」
ということで、国も支援しながら。
「40歳以上で無料で受けられますよ」
って、いろんな市町村がそういう支援をしてるから。
元々検査する人が少なかった中で検査をする人が増えた。
それでがんの発見される確率が増えた。

田原

あー。

垣内

だからそこで死者が増えてるんだったら問題なんですけど、予後がいいわけですよ。
助かる病気になってきてるんですよ。
医療の進化は目覚ましいですよねって話なんですよ。

田原

確かに。

垣内

それで高齢化社会になるでしょ？
歳を行けば細胞は細胞寿命があります。
これは幹細胞のところでも僕は話してますけれども。
がんというのは永遠に増え続けるわけですね。
歳をとればエラーする細胞が出てくる。
だから人間って健常人でも数千個のがん細胞が生まれて消えてるんですよ。

田原

はい。

垣内

このバランサーがあなたの免疫細胞ですね、戦ってるわけなんですよね。
ここが戦ってバランス取れていれは癌で死ぬことはないわけですよ、癌になってたとしてもですね。
これが食生活バランスが取れてなかったり、特に免疫っていうのは腸なので、そういったものが不健全になったりしたらそういう可能性は出てくるわけです。