ライフウェーブ医療パッチの真実！薬機法違反の勧誘に騙されないためには？

ライフウェーブ

2022.12.212023.10.01

ライフウェーブの代表製品でもある『パッチ』に関して「医療機器の認可を受けている」と勧められますが、その文言だけですごい製品だと思ってはいけません。

この記事では『医療機器の認可』について詳しく解説しながら、「儲かる」「簡単」などと誘ってくる悪徳ビジネスに騙されないために、意識することを紹介しています。

『医療機器の認可を受けてる』だけで判断してはいけない！？
化粧品は許認可！？
『お金が儲かる』という言葉は危険！？

『医療機器の認可を受けてる』だけで判断してはいけない！？

田原

それでは今日もよろしくお願いします。
垣内さん、今日はライフウェーブという会社について
ちょっとずつ触れてきたと思うんですけれども
垣内さんの考察・見解などお話いただければと思います。

垣内

はいはいはいはい。
貼れば良くなるんでしょ？

田原

なんか、パッチみたいな感じなんですよね？
貼れば治る？（笑）

垣内

それで、医療機器の認可を受けてる…

田原

『認可を受けてる』説得力ありますね。

垣内

説得力あるんや…皆さん、どうですか？
「医療機器、認可を受けてるから、これは効く、治るって言えるんだよ」って
バカな整体師か鍼灸師か知らないけど「これを貼ったら治る」と。
「これは医療機器の認可を受けてますから」って
こう言うわけですよ。

田原

おおー、すごいですね。

垣内

どう思うんでしょう、これ聞いたら。
医療機器の認可って…

田原

それだったら安心やなと。
それやったら効果も出るんじゃないかなって
思うんじゃないですか？

垣内

バカなの！？

田原

（笑）ダメやった、ダメやった。

垣内

アホばっかりやん（笑）
ライフウェーブが届け出してるのは
『一般医療機器』っていう分野なんですよ。
一般医療機器ってどんなものかって言ったら
メスとかピンセットとかと一緒ですよ。

田原

あ、メスとかピンセットも…

垣内

許認可じゃないです。
認可不要の、届出だけですよ。

田原

あ、なるほど。

垣内

一般医療機器って色々あるんですよ。
管理医療機器または高度管理医療機器
または特定保守管理医療機器とかがあるんですけど。
その中で一般医療機器っていうのは
まあ一般って届出で、許可不要ですよ。

田原

なるほど。
届出を出したらそれがいただけると。

垣内

一般医療機器って言ったら。

田原

なるほど

垣内

一般って書いてあったら。

田原

そんなにすごいものじゃないんですね？

垣内

何がすごいのかわからない。
届けたら許可ないですもん。
『これ一般医療機器として使えますよ』
『著しく健康に被害がない』
ただ逆にさ、ピンセットで怪我する？

田原

う、うん、しないですね。

垣内

使い方次第でしょ？
そんなに問題じゃないでしょ？

田原

ピンセットだから治るわけでもないですもんね。

垣内

ピンセットだから治るわけでもないじゃないですか。
…っていうものですよ。

田原

ああ～。

垣内

だからそういった『貼るだけ』というのは
ツボに貼ったらいいのかもしれないですよね？
そういった鍼灸師とか整体とかあん摩？
そういう人たちがツボをわかってて
一般医療機器としてそこに貼れば
効果がある人もいるかもしれないよね？

田原

なるほど。

垣内

それは使い方であって
だから、ピンセットで何々を取るというのを
『このピンセットは取れるよね』って
『これ箸だと取れないよね』って話で。
『誰でもできるし、誰でも同じような効果が出るよね』みたいな。
でもそれは治療、疾病を治すもんではないですよね。
高度医療機器ではないわけですよ、一般なんですよ。

垣内

で、これは許認可ではなくて届出なわけです。
だから、それが何がすごいか分からないんですよ。
ということをすごそうに見せて
「だからすごいんだ、効果があるんだ」って話をしているということは
皆さんがここで勉強してる人は判断してほしいわけですよ。
「どうなの？それは」って話じゃん？
そうでしょ？

田原

確かに。

垣内

だってピンセットで
「これ一般医療機器だからすごいんですよ」
「これで効果が出るんですよ、凄くないですか？」
「だからこれは製品がいいから広がってって、すごい収入になるんですよ」って
いや、俺からしたら「それって詐欺じゃないんですか？」みたいな。

田原

あ〜なるほどな～。

垣内

そんな説明してる人は全部録音、録画したらいいんじゃないですか？
僕、YouTubeに上がってるの見ましたよ「だからすごいんですよ」って。
大丈夫？先生。
あれ、鍼灸師の先生じゃないの？
そんなこと言ってて、あなた大丈夫？って…

化粧品は許認可！？

田原

一般のサプリメントと比べると
ちょっと差別化できた製品っていう感じなんですか？

垣内

っていうか、飲む…とかじゃないもんね。
だから普通、塗ったりする化粧品として…化粧品は認可なんですよ。

田原

はー、なるほど。

垣内

化粧品っていうのは、造るところや倉庫とかに
薬剤師が絶対いるんですよ。
その有資格者、薬剤師もしくはその準ずる資格
化学を履修経験があって何年間か実務にあってっていう資格
管理責任者が必要なんですよ。
管理責任者がいるところでやって初めて
製造販売の許可が出るんですよ。

田原

へえー！

垣内

だから化粧品は逆に許認可なんですけど。

田原

そうか…。
認可があるわけではない…

垣内

化粧品のほうがちゃんとした…

田原

レギュレーションが…

垣内

ある、厳しい。

田原

へえー。

垣内

管理してないといけないので
ちゃんと統括管理者がいるんですよね。
もしその成分というのが良いと思って入ってたんだけど
実はよくないってなって回収するときに
ロット番号とかって製品管理をされてないと
もし悪いってなったら回収できないじゃん？

垣内

どの製品がどんな異物が入ってるとか
レギュレーションは色々あるわけじゃないですか。
その時、管理がちゃんと適切になされてるかっていう
フロー作りをしていく。
僕はそういうフロー作りの指導とかコンサル入ってたことがあるんでね
実はそうやってやるんですよ。

垣内

いや、届出だけ…
何が凄いのか、さっぱりわからないです。

田原

へー、そうなんですね。

垣内

だから、すごいよね？イメージがね？

田原

イメージはそうですよね。

垣内

化粧品なんか誰でも扱えるでしょう？
だからこういった製品の裏に製造会社と販売会社ってあるでしょ？
販売はできるわけですよ。
その倉庫とかにもそういった許可を得ないとね。
ちゃんと責任者がいないと発送もできないとかあったり。

垣内

製造と販売が違うっていうのは
ちゃんとそういった資格持ってる人がいないっていう証拠なんで。
だから、OEM（他社ブランドを製造）供給で
販売会社だけやってるっていうネットワークがほとんどなんです。

垣内

でも製造販売元ということは
さっき言った責任者がいるってことなんですよ。
ちゃんと管理されてるって
国の法律でレギュレーションを守った管理者がいるって事なんですよ。

田原

なるほど。

垣内

とかそういう見分け方を、後ろでしててもらったら
2つ書いてあるというのはOEM供給…
「どっかが作ってんだろうね」と思ったらいいし
「ああそういった責任者、資格持った人いないんだろうね」って。
1つになってるからちゃんと薬剤師がいるわけではないんですけどね。

田原

なるほど。

垣内

ちゃんと化学の履修経験があって
資格を取れるレギュレーションがあるので
そういう人がいるかどうかなんですよ。
だから、一般医療機器なんだからすごい効果があると思うじゃん？
ピンセットと…

田原

ピンセットだ（笑）

垣内

『認可』じゃないもん、だって。
『届出』だもん。
それを「すごい！」って言って騙してるよね？って話なの。

田原

なるほど。

垣内

そうじゃないですか。
すごそうに見せて、すごそうにトークしてるわけじゃない？

垣内

僕が見た動画なんかもすごそうに言ってたけど
知らない人にとったら、医療機器で
身体を治すすごい効果があるんじゃないかなとか
そういうイメージじゃない？
でも僕らからしたら
「え？何が凄いのかさっぱりわからない」っていう…。

田原

へー、なるほどなー。

『お金が儲かる』という言葉は危険！？

垣内

だから、ずるいよね。
そういうのが未だに横行しているというか、そんなことをして
結局「儲かるよ」って言ってると思うよ。
それってどうなの？って話なんですよね。

垣内

で良いと思って貼ったら、確かに良い効果が出たと
思い込んだ人はいるかもしれない。
でもそういうのって、基本的にはプラセボ(偽薬）
プラシーボ効果(効き目成分がないのに効き目があると思い込んで症状が改善すること)なので、本当に効果があったかどうかだったら、ちゃんとした認可が取れるんじゃないですか？

田原

あー、そういうことか…

垣内

それが「すごい！すごい！すごい！」って言って
本当に意味が分かんないですよ。
逆に「いや、これがすごいんだ」って
ちゃんとデータに基づいて誰か説明してくれないですかね。

田原

確かに。
でもビジネスメンバーの方々は『貼るだけだから簡単』
みたいな感じでやってるんですかね？

垣内

そうでしょうね。
「貼るだけだから簡単で、製品が一人歩きするから」って。
もう30年前からバカなおばさん達が言ってたの。
それでも全然製品なんて一人歩きしないの。

垣内

逆に言ったら、100均ショップの製品、
あなたたちからしたら大したことないんでしょ？
でもあんだけ売れてるんですよ。
じゃあそっちの方がいいじゃん。

田原

確かに。

垣内

安くて喜ばれて、みんな売れてるんでしょ？
良いものでもないし、あんたみたいに嘘もつかないし
でも売れてるんですよ。
だから、売り方とテクノロジーがマッチしてるわけですよ。
これが大事じゃん。

垣内

売り方とテクノロジーがマッチしてて
売り方、嘘でデタラメで法律違反でしかもその製品と合ってない。
売れるわけないじゃない？ってことなんですよ。

垣内

だから結局あなた達は物が売れたんじゃなくて
「金が儲かるんだよ」ということに
明るいところに虫が寄ってくるような
飛んで火に入る夏の虫状態の情報弱者の虫が
光に向かって飛んできた例だよねっていう話で思うんですよね。
気をつけてくださいよ、もう。

田原

そうですよね。
そこのなんか、認可を受けてるみたいな…
んでじゃあ大丈夫なんだって、すぐ思っちゃいそうですもんね。

垣内

思っちゃいそうですよ…ないです。
はい、ないです！
だから機能性食品なんかも限定的に言える部分あるけどって
そうやって言われたら、ちゃんと調べた方がいいよね。

田原

そうですね。
ググったら出てきますからね。

垣内

ちゃんと出てきますから。
それを見て話をしっかり調べた方が。
で、そうやって違法の勧誘を受けたならば
それは事実を知ってから時効までの間、返金請求できますからね。

垣内

で、リーダーとかに損害賠償…損害を受けてるんだったら
例えば、これは世界に行かなきゃいけない
で交通費掛けて、何々かけて掛けてっつったら
もしかしたらそれに対する損害賠償請求…

垣内

で、大量に買い込みせられて
それを完全100%返金をしてもらえるだろうし
そこに掛かったった費用なんか、そのリーダーに
返金請求、損害賠償請求と
僕は、理論上はできると思います。

垣内

だから、色々考えた方がいいと思いますよ。
そのビジネスは社会は許しちゃダメです。
でこれ聞いてて「えっ？」て思った人は
僕はまず、消費者センターに行ってほしいなと思います。

田原

はい。
ということで本日は、ライフウェーブでした。
ありがとうございました。